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第一号
『窓際で本を読んでいる人と
 目が合った人のための脱青春入門』

▼参加メンバー
伊藤農、中村麗亜、永野聡子、浜いぶき、宮田文久(透透)、楢山惠都

▼概要
メンバーの初顔合わせだったので、それぞれの「何故作るのか・どうして作り始めたのか」の話から始めた。

まず「何故作るのか」。ライナスの青い毛布を探して。物事の原点と価値観を知りたくて。裏に窺い知れる重さを書きたくて。誰もが一度見たことのあるような外国の荒野、そこに常にある切なさを、自分で作りたくて。主人公がその置かれた状況下でどうふるまうのか興味があって。

次に「どうして作り始めたのか」。子どもの頃に読んだ本の形に憧れて。物語の原点には「何故」があると思うから。現実そのままに意味があるのか分からなくて、現実と向き合い消化するために。排泄行為。日常の違和の幻視。翻訳。書くことで考えたい。

ばらばらだが、日常では解消しきれないもやもやを持っている、という大まかな輪郭は共通していた。私たちは永遠にそれを追いかけ、青臭い青春から脱け出すことはできないのだろう。

じぶんは創作者であると任じて窓際で憂鬱に本を読むような、成りきったひとにはなれないのだろう。それでも。出発点をここに置く第一号。

▼定価
五百円

▼販売
二〇〇九年十二月六日(日)「第九回文学フリマ」
於 大田区産業プラザPiO A13ブース

▼内容紹介
〈俳句〉浜いぶき
〈小説〉透透(sukitoru/co-LLaps)、伊藤農、楢山惠都、浜いぶき、永野聡子
〈音楽レビュー〉透透(sukitoru/co-LLaps)

▼装画
中村麗亜

 

第二号
『マンションの前の道の落とし物号』

▼参加メンバー
伊藤農(羽島みのり)、右近小雪、奥山郁、梶田桃代、中村麗亜、永野聡子、浜いぶき(西丘伊吹)、宮田文久、楢山惠紳(播磨屋瀬南)、英雄飛(麻布絹子)、楢山惠都

▼概要
大勢で集まって雑誌を作る、ということを面白がりたかった。ツギハギのよさを出したい。肝心なのは、皆がひとつの何かを共有しながら踏み外すことだ。冴えたバンドの舞台がスイングするように。

だから、中身はすかすかでどうとでもなるが、枠組はしっかりしている、ジャングルジムのような構造が欲しかった。

人、物、言葉などは具体的な何かを想起させてしまってつまらない。だが「ある場面」をテーマにすれば、日本に暮らしていたら誰もが見たことがあるような風景、それを作品にそのまま風景として入れてもよいし、そこから連想される問題意識を組み込むのでもよい。
テーマは「マンションの前の道の落とし物」に決まった。

雑誌の付録としてポストカードをつけることを始めている。

▼定価
五百円

▼販売
二〇一〇年十二月五日(日)「第十一回文学フリマ」
於 大田区産業プラザPiO L16ブース

▼内容紹介
〈特別企画〉はじめての句会
〈俳句〉西丘伊吹
〈小説〉播磨屋瀬南
〈競作小説:テーマ「マンションの前の道の落とし物」〉麻布絹子、梶田桃代、羽島みのり、楢山惠都、宮田文久、西丘伊吹、永野聡子
〈漫画〉右近小雪
〈編集後記に代えて〉落下物作品レビュー集

▼装画
中村麗亜

▼付録ポストカード撮影
奥山郁

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